VRの功罪
AR/VRなど表現技術が進化したことで
今までになかったコミュニケーションが注目されている。
一方、VRなどは特にそうだが、
視覚の錯覚と実際の重力との不自然な体感差異により
気持ち悪くなってしまうなどの生理的な問題が浮かび上がっている。
正直僕も苦手なのだ。
3Dテレビの時もそうだが、
生理的に違和感を感じるものや、
制作者の負担が大きいものは世に広まらないと思う。
現在主流のクローズドなメガネをかけて錯覚を起こさせる類のものは
表現として最終的にはメジャーにはならないのではないかと思う。
もっとリアルな空間の中で演出をかけたい。
そこで空間として生理的違和感がほとんど感じられないものはないか
と探していたら、展示会で面白いものを発見した。
まだまだ途上の要素もあるのだが、
半球体の内側でVRを再現するという技術だ。
現状ではまだまだスケール感が足りないが、
将来的にパビリオン的な巨大な空間で演出をかけたら
これまでにない面白いものができると思う。
その時がくるまで、
核となる演出ネタを蓄えておくことにしよう。
※ 特注で直径4mくらいはいけるらしい。